アルガンオイルとウチワサボテンオイルの比較!顔のたるみ改善にどちらが効果的?

アルガンオイルとウチワサボテンオイルの比較!顔のたるみ改善にどちらが効果的?

美容オイルも新しいものが次から次へと出てきたりするので、どのオイルが一番良いオイルなのか、決められない場合があるのではないでしょうか?特に、最近、話題のウチワサボテンオイルは、シワ、たるみに効果が期待できるビタミンEの含有量が多く、更には、必須脂肪酸であるリノール酸も豊富に含まれているということで、昔から使い続けられてきた、アルガンオイルより優れていると言われ始めています。

 

しかし、少し前は、マルラオイルが話題になりました。このサイトでも取り上げたのですが、昔からお馴染みのアルガンオイルは、美容オイルのなかでも優れているオイルと言われ続け、新しいものが出るたびに、比較され続けています。マルラオイルとの比較記事がありますので参考にして下さい。

 

マルラオイルについては以下の記事を参考にして下さい。

 

顔のたるみ改善にマルラオイルとアルガンオイルどっちが良い?違いは何?

 

今回も、ウチワサボテンオイルはアルガンオイルと比べるとどうなのか?一般的には、知りたいところではあると思いますので、比較してまとめてみました。前回のマルラオイルとの比較も合わせて読んでいただくと、美容オイルのそれぞれの特徴がわかり購入の参考になると思います。


顔のたるみ改善の為に知っておきたいウチワサボテンオイルについて

ウチワサボテンオイルは、ウチワサボテンの種子から抽出されるオイルです。ウチワサボテンの果実から少量しか摂れないため、希少性の高いオイルとして知られています。ウチワサボテンオイル1リットルを抽出するには、小石ほどの大きさのサボテンの種子が100万個も必要になるほか、その抽出にもかなりの時間がかかるようです。

 

1リットルのウチワサボテンオイルを抽出するのにかかる時間は、手作業で約1週間かかるようです。まずは、夏になって卵くらいの大きさの果実をつけたウチワサボテンから、一つ一つ果実を摘み取ります。そこから小石ほどの大きさの種を取り出します。取り出された種子は、洗浄し、乾燥させたものを冷却し、低温圧搾してようやくオイルとなります。

 

ウチワサボテンは、乾燥した地域で育つために、地中深くまで根を伸ばし、水を吸い上げ抜群の保水力でサボテンの中に水分を保っています。その保水能力が詰まった種から抽出されたオイルは、保水力に優れた効果を発揮してくれます。

 

また、過酷な環境でも伸び続けなければならないウチワサボテンには、その環境に必要な成分として、お肌にとってもありがたい成分が多数、含まれています。例えば、ビタミンEの含有量は、驚異的で、ウチワサボテン1kgあたり、約1,000mgものビタミンEが含まれています。また、お肌の若返り効果が期待できるリノール酸(オメガ6)も豊富に含まれています。

 

ウチワサボテンオイルの詳しい効果については、以下の記事を参考にして下さい。

 

ウチワサボテンオイルの抗酸化作用が顔のたるみ改善に効果的


顔のたるみ改善の為に知りたいウチワサボテンオイルとアルガンオイルの比較

ウチワサボテンもアルガンツリーも同じモロッコで生息する植物で、共通点としては、地中深くまで根を伸ばし、水を吸い上げると言う点です。これは、乾燥した地域で生き延びる為に備わったものなのだと思います。また、果実の種子からオイルを抽出すると言う点も共通しています。

 

大きく違う点は、オイルに含まれる成分の含有量です。この、含有量の違いにより、ウチワサボテンが注目されるようになったのです。以下の表を参考にして下さい。

 

  ウチワサボテンオイル アルガンオイル

オレイン酸

21%

44 ~55%

リノール酸

(オメガ6)

62%

28~36%

ビタミンE

(1kgあたり)

895mg

630mg

ステアリン酸

3.2%

5.75%

パルミチン酸

14%

13%

 

上記の表を見ただけで、ウチワサボテンの大きな特長が理解できると思います。植物オイルを構成するのは「脂肪酸」という成分です。大別するとオレイン酸、リノール酸、ステアリン酸、パルミチン酸などがあります。

 

上記の表より、オレイン酸、ステアリン酸、パルミチン酸は、ウチワサボテンンもアルガンオイルもそれほどどちらが突出して含有量が多いと言うのは無いように思います。しかし、リノール酸を比べてみると、明らかにウチワサボテンの方が、含有量の率が高いことがわかります。

 

リノール酸の働きには、保湿効果や抗炎症作用があると言われています。アルガンオイルと比べた場合、ウチワサボテンオイルの方が、お肌の乾燥を防いで、紫外線などの影響で傷んだお肌の炎症に働き欠ける作用が強いと言うことになります。

 

特に、リノール酸は、美白効果でも良く知られている脂肪酸です。紫外線の影響でシミなどの悩みが大きい方には、ウチワサボテンオイルがおすすめとなります。

 

更に、表から読み取れることは、ビタミンEの含有量がウチワサボテンオイルの方が圧倒的に多いと言う点です。ビタミンEの抗酸化作用についても良く知られていることです。アルガンオイルと比べてウチワサボテンオイルの方が含有量が多いと言うことは、紫外線などの影響で発生した活性酸素により、肌老化が進み、シワや顔のたるみなどで悩まれている方にはおすすめのオイルと言うことになります。

 

ウチワサボテンについては、以下の記事も参考にして下さい。

 

ウチワサボテンオイルの抗酸化作用が顔のたるみ改善に効果的

 

また、ウチワサボテンオイルとアルガンオイルのテクスチャーを比べた場合ですが、アルガンオイルは、色も黄色っぽいオイルでサラッとしたオイルであるのに対し、ウチワサボテンオイルは、濃い黄色でいわゆる黄金色をしていて、アルガンオイルと比べるとトロっとした感じがあります。

 

しかし、肌への浸透率は、圧倒的にウチワサボテンオイルの方が浸透しやすい感じがあります。また、匂い重視の人には、大事な点かもしれませんが、ウチワサボテンオイルの匂いは独特な青臭い、臭いがあるのに対し、アルガンオイルは、フルーツっぽいフレッシュな匂いです。

顔のたるみ改善にウチワサボテンオイルとアルガンオイルどちらが効果的?

上記の成分を比べて、大きく違う点は、ビタミンEの含有量とリノール酸の含有量でした。その2つから考えると、加齢に伴い生じてしまった顔のたるみ改善に作用してくれるオイルは、ウチワサボテンオイルがおすすめのように感じます。

 

 

しかし、オレイン酸に注目するとアルガンオイルの方が、ウチワサボテンオイルより含有量が多いです。このオレイン酸と言うのは、人間の皮脂の40%を占める脂肪酸です。アルガンオイルの方が、人間の皮脂に近い部分があると言うことです。

 

そして、オレイン酸は、お肌を外部の刺激から守り、バリア機能を正常にしてくれる働きがあります。肌の乾燥が激しくバリア機能が低下してしまった方には、アルガンオイルがおすすめのオイルと言うことになります。

 

このように脂肪酸の働きを細かくみていくと、それぞれの美容オイルの特長が理解できます。また、肌の状態の変化で、どの脂肪酸が必要かと言うことを考えることも大切になります。肌の状態で美容オイルを使い分けられることが理想的なオイルスキンケアのように感じています。

 

ご自分の肌の状態と向き合い、肌はどちらを必要としているかを感じ取って、スキンケアの参考にしていただけたら嬉しいです。

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