猫背が顔のたるみ、ほうれい線の原因になる前に姿勢改善法を考える
見た目年齢を大きく変えてしまうのが、口周りの顔のたるみやほうれい線です。気になり始めたら、まず、スキンケアの見直しは大切です。しかし、ほうれい線やたるみに限ってのことではありませんが、何事も食習慣やライフスタイルが影響を及ぼしていることもあります。それらの見直しも少し考えることで、大きく改善されることもあるのです。
猫背がたるみ、ほうれい線に与える影響とは
ほうれい線やたるみの原因の一つとして猫背が考えられます。猫背とたるみ、ほうれい線は関係あるの?と思う方も多いかもしれません。少し、想像して考えると簡単なことで、なるほど・・と思います。猫背の方は、鏡で自分の姿を確認してみて下さい。
猫背の方は、肩甲骨あたりから、カーブを描くように丸くなっていると思います。その状態だと顔が体の上に乗っていないのがわかりますか?体の上に顔が乗っていないと言うことは、本来首の上に乗っている顔が前のめりになっているので、顔の肌や頬の肉は、常に周りの筋肉に引っ張られている状態です。
寝ている時以外は、常に、引っ張られているわけですから、徐々にたるみが生じたり、シワ、ほうれい線ができたりするのは、当たり前のことなのです。そのことに早く気が付き、猫背を対策することで、同年代の方よりも、若く、元気に生活できるようになります。そんな若々しさを目指して、できる対策から始めることが大切です。
たるみ、ほうれい線の原因となる猫背と抗重力筋の関係
地球に住んでいる以上、身体には、常に重力がのしかかってきます。姿勢が悪い方や猫背の方は、身体が重力に負けてしまっている状態です。頭は約5㎏あると言われています。その重い頭を体の一番上に乗せていることになります。その重たい頭を支えられるほどの筋肉が必要となります。
筋力が弱いと重力に引っ張られるように頭が垂れ下がってしまい、猫背になってしまいます。頭を支え、良い姿勢を保つ為に必要な筋肉が抗重力筋です。抗重力筋を鍛えると自然と良い姿勢を保つことができるようになります。さて、その抗重力筋とは、どこにあるのでしょう。
たるみ、ほうれい線対策となる抗重力筋とは
主な抗重力筋は、5カ所になります。
- 脊柱起立筋(背中)
- 腹直筋(お腹)
- 大臀筋(お尻)
- 大腿四頭筋(太もも)
- 下腿三頭筋(ふくらはぎ)
上記5か所の抗重力筋がバランスをとりながら、引力や重力に負けないように体を支えています。年齢と共に筋力や体力は衰えていきます。衰えということに関しては逆らえない部分はありますが、筋肉は、年齢に関係なく鍛え続けることで機能を維持することが可能です。
逆に鍛えなければ、年齢が若い方でも筋肉は衰えていき、たるみやほうれい線の原因となる悪い姿勢や猫背へと身体が変化してしまいます。常に、筋肉は鍛え続けることが大切です。
たるみ、ほうれい線対策に抗重力の他に必要なもの
たるみやほうれい線の原因となる猫背改善に必要な筋肉が抗重力筋であることは、上記でお伝えしましたが、その他に必要なものが全身持久力です。筋肉は、血流により栄養と酸素を送らなければ力を発揮することができません。
全身持久力を高めると多くの血液を筋肉に送り続けることができます。それによって、筋肉が長い時間働き続けることができるようになるのです。筋肉が長い時間、機能してくれると長い時間、仕事を続けても姿勢が崩れることがなくなります。
猫背を改善して、良い姿勢を保つ為には、抗重力筋を鍛え、全身持久力を高めることが大切になります。さて、抗重力筋と全身持久力を高める方法とは、どんな方法があるのでしょう。
たるみ、ほうれい線対策の為に抗重力筋と全身持久力を鍛える方法
たるみやほうれい線の原因となる猫背を改善するために、抗重力筋を鍛え、全身持久力を高めることは、とても大切です。この二つを同時に実現させてしまうトレーニングが、ウォーキングもしくは、軽いジョギングです。
胸を張って、なるべく良い姿勢を意識して、ウォーキングや軽いジョギングを行うことで、主に背筋、腹筋、臀部、太もも、ふくらはぎが鍛えられ、結果、抗重力筋を鍛えられることになります。
年齢や体力の状態によっても異なりますが、ある程度まとまった時間(例えば60分程度)トレーニングすることで、心肺機能が向上し、全身持久力を高めることが可能となります。
ウォーキングや軽いジョギングなどは、継続してトレーニングしなければ効果は、期待できません。しかし、継続してトレーニングすることができれば、姿勢が良くなるばかりではなく、集中力も高まります。
抗重力筋が強化されると、頭の位置は、身体の真上に保つことができ、全身持久力が高まることで、血液を頭部に多く供給させることができるので、集中力が高まるのです。それによって、日中の仕事も効率良く片づけることが可能となります。